FT3 および FT4 は、それぞれ無血清トリヨードチロニンおよび無血清サイロキシンの英語の略語です。
FT3 と FT4 は、甲状腺機能亢進症を診断するための最も感度の高い指標です。
その含有量は甲状腺結合グロブリンの影響を受けないため、甲状腺機能亢進症および甲状腺機能低下症の診断、疾患の重症度の評価、および治療効果のモニタリングにおいて重要な応用価値があります。
トリヨードチロニン (T3) の血清または血漿レベルの測定は、甲状腺機能の評価における重要な測定値として認識されています。標的組織に対するその効果は、T4 の効果よりもおよそ 4 倍強力です。遊離 T3 (FT3) は非結合の生物学的に活性な形態であり、総 T3 の 0.2 ～ 0.4 % にすぎません。
遊離 T3 の測定には、結合タンパク質の濃度や結合特性の変化に依存しないという利点があります。したがって、遊離 T3 は、甲状腺の状態を評価するための臨床日常診断において有用なツールです。無料の T3 測定は、甲状腺疾患の鑑別診断をサポートし、さまざまな形態の甲状腺機能亢進症を区別し、T3 甲状腺中毒症の患者を特定するために必要です。
血清または血漿のチロキシン (T4) レベルの測定は、甲状腺機能の評価における重要な測定値として認識されています。チロキシン (T4) は、甲状腺によって生成される 2 つの主要なホルモンのうちの 1 つであり (もう 1 つはトリヨードチロニン、または T3 と呼ばれます)、T4 と T3 は、視床下部と下垂体が関与する敏感なフィードバック システムによって制御されています。
甲状腺機能障害が疑われる場合には、遊離T4をTSHとともに測定します。fT4 の測定は、甲状腺抑制療法のモニタリングにも適しています。遊離 T4 の測定には、結合タンパク質の濃度や結合特性の変化に依存しないという利点があります。
FT3 の内容は、甲状腺機能が正常か、甲状腺機能亢進か甲状腺機能低下かの鑑別診断において非常に重要です。これは甲状腺機能亢進症の診断に非常に敏感であり、T3 甲状腺機能亢進症の診断の特異的な指標となります。
FT4 の測定は臨床日常診断の重要な部分であり、甲状腺抑制療法のモニタリング方法として使用できます。甲状腺機能障害が疑われる場合、FT4とTSHが一緒に測定されることがよくあります。
投稿時間: 2021 年 11 月 12 日